うちなータロットについて

未来を当てるのではなく、
今の心を見る。

沖縄の物語をもとにした22枚のカードから、
今日のあなたの心を見つめるタロットです。

1. 基本思想:「翻訳」ではなく「再解釈」

うちなータロットは、未来の吉凶を断定・予言する一般的な占いではありません。 伝統的なタロットが持つ心理的なテーマを起点とし、沖縄の精神風土、文化、自然、言葉の中から、そのテーマを最も自然に表現できる象徴へと「再解釈」したオリジナルのタロットです。

大切にしていること

不安・喪失・葛藤といったネガティブな感情を、無理にポジティブへすり替えることはしません。 まずその気持ちをありのまま受け止め、沖縄のあたたかい風土(ちむぐくる・テーゲー・まくとぅー)を通じて、ユーザー自身が「心を少し軽くして前を向く」ための気づきをお届けします。

2. 22枚をひとつの物語として捉える

0番チョンダラーから21番カチャーシーまで。うちなータロットは、一人の心の旅として22枚をつないでいます。

Phase 01

【序幕:旅立ちと基盤】(0〜5番)

チョンダラー

0番チョンダラーから始まり、ユタ、ノロ、アンマー、琉球国王、ウエーカタへと進み、自分の道と心の土台をつくっていく。

Phase 02

【中盤:人との関わりと自己鍛錬】(6〜12番)

空手(サンチン)

毛遊びからハーリー、シーサー、ウミンチュ、ゆいまーる、まくとぅーへ。人とのつながりや内省を重ね、12番・空手(サンチン)の「動かないことによる鍛錬」へと進みます。

Phase 03

【変容:再生と浄化】(13〜16番)

カタブイ

ニライカナイからちゃんぷるー、キジムナーへ。再生や調和、解放を重ね、16番・カタブイ(突然の通り雨)へと進みます。思いがけない変化が、心にたまったものを洗い流します。

Phase 04

【大団円:夜明けと祝福】(17〜21番)

カチャーシー

ティンガーラの希望、アコークローの揺らぎ、ティーダの生命の光、エイサーの目覚めを経て、最後は21番・カチャーシーへ。すべての人が垣根なく輪になり、物語を祝います。

3. うちなータロットを貫く2つの物語

① チョンダラーからカチャーシーへ(孤立から全員の輪へ)

0番チョンダラー(孤立した道化の一歩)で始まった旅は、21番カチャーシー(全員が手を取り合って踊る大団円)で幕を閉じます。 「一人ぼっちで旅に出た人が、色んな出会いと別れを経て、最後はあたたかい人の輪へ帰ってくる」という、人生の肯定の物語です。

② カタブイからティーダへ(自然な感情の回復)

ショックを受けたとき(カタブイ)、すぐに無理やりポジティブになる必要はありません。 夜空を見上げ(ティンガーラ)、心が揺らぐ曖昧な時間を受け入れ(アコークロー)、やがて自然と光を取り戻す(ティーダ)――この自然な心の回復のグラデーションを大切にしています。

制作者より

沖縄で生まれ育った私にとって、島のおじぃやおばぁがかけてくれる「なんくるないさ(誠実に生きていれば大丈夫)」「テーゲーでいいさ(大らかにいこう)」という言葉は、人生の荒波の中でいつも心を救ってくれるお守りでした。

タロットという世界共通の鏡に、沖縄のあたたかい精神風土を宿すことで、忙しい現代を生きる誰かの心が、ほんの少しでもふっと軽くなりますように。そんな願いを込めて一筆一筆、言葉と絵を紡ぎました。

制作体制とビジュアル表現について

物語・カード解釈について

うちなータロットの大アルカナ22枚の解釈、物語構造、メッセージは、 沖縄出身の制作者が郷土の歴史や民俗文化を踏まえて 独自に再構築・執筆しています。

ビジュアル表現について

各カードのアートワークは、制作者による衣装・小道具の文化的監修 (クバ笠、ヒヌカンの白陶器、伝統のからじ結い等)のもと、 画像生成AIを表現ツールとして活用し、 水彩絵本調の温かいタッチで描き下ろしています。